7月定例活動案内
7月の活動は、初谷川の生物調査をします。指導は山下にお住まいの釜本邦博先生にお願いします。
水中の生物は綺麗な水でなければ棲めないもの、汚い水を好むものなど色々です。
その場所に、どんな生物がいるか調べることによって、その川の水質を判断できます。
過去3年間の判定結果は
水質階級Ⅰ級でした。今年はどうでしょう。
「猪名川水質調査ハンドブック」で良く研究しておいてください。無い人は連絡ください、予備が有ります。
日時:7月13日(土)10時~14時30分
場所:笹部 初谷川
当日、および前日雨天の場合中止
←集合場所:笹部駅(駅前の橋を渡った所)
服 装:半袖、半ズボン、帽子、スカーフ
持ち物:「猪名川水質調査ハンドブック」 筆記具、水中で履く靴(ガラスのかけら等から足を守るためなので草履は駄目)長靴は水がはいります。 網 (ない人のため10本用意します)
着替え一式(濡れることを想定して)、タオル、バスタオル、ビニール袋、弁当、水筒、敷物、雨具。
<7月13日(土)>活動報告
10時~14時30分
参加者:27名
団 員:15名 増田、谷野兄弟、山岡姉弟、中原、友金、後藤兄弟、山本、文字、岡田、谷先姉妹、広沢
弟 妹: 2名 文字弟、広沢妹
保護者: 7名 山岡、中原、後藤、山本、文字、岡田、広沢
指導員: 3名 釜本、小坂田、大門
初谷川の名前の由来は、妙見山の沢山の谷から水が流れ込む川、つまり、沢山を意味する「八」谷川にあると、釜本先生が話してくださいました。天気で流れが急変するので、「暴れ川」とも言われているそうです。妙見山の沢山の谷の水を受けて、能勢町からくる大路次川と合流し、やがて猪名川へと流れて行きます。
その初谷川の中流、笹部での生き物による水質調査も今年で4回目になりました。これまでは、毎回、当日はもちろん、前日までの雨が大変気になり、ある年などは、当日は晴れだけれど前日までの雨が多く、早朝に水量を確認に出かけることもありました。また、ある年は、終了間際に雨は降らないけれど雷がなりだしたと思うと、川の水が急に増えて来て驚いたことがあります。水源の妙見山で雨が降ったのです。
このように、川は今いる所が晴れていても、上流で雨が降れば水は増えるので、充分に注意が必要です。
今回は前日までは、これまでにない晴れの日が続き、水量は少なく、物足りないほどでした。
家を出る時に、ネットで雨雲の流れをチェックすると昼過ぎ位から要注意の感じでしたが、予測より遅れて
16時頃に雷が鳴り始めました。子供たちは、とっくに家に帰りつているでしょう。また、遊びに出て、降られている子がいるかな・・。
「魚とりでなく、水の中の虫探しだと思って・・・。
石の裏などで動くものが有れば、全部バケツに
入れよう」
との掛け声で、
網を使うより、石を動かす子が多かったですね。
誰かの弟、2年生、逞しかったよ。
「3年生になったら、絶対!少年団に入る!」
と力強く言っていました。
小学生団員の最上級6年生は ↑ この女子トリオ。
つづく5年生は男子4名、今日の参加は2名。
内、最古参は水中めがねでマイペース。
一大集団は男子2名と女子5名の4年生。
女子5名のパワーに圧倒されそう。
今日は部活が休みで中学生男子2名が参加していましたが、何処にいるのか”静かなる男”でした。
アッ! ソコ! ホレ!
これはサワガニを追っかけているよう。
新入団の3年生女子も真剣そのもの
先生の手のひらに、小さな小さな虫が・・・ボクらでは見逃してしまうね。
採集したものをパレットに移し
ハンドブック片手に同定します。
ゴミのように見える小さな虫も沢山
良く集めたね~。
昼食後は、もっぱら水遊び
6年生は露天風呂?
あ~ぁ
毎年誰かがこうやって
ずぶ濡れになるんだよね~
調査報告をしなければ・・
生物による水質調査結果
調査場所 初谷川 中流 川幅全域
調査日 平成25年7月13日
時刻 10時40分~12時
天気 晴
水温 23℃
川幅 1m~5m
生物を採集した場所 全域
生物採集場所の水深 10cm~60cm
流れの速さ 緩やか
川底の状態 砂地 小石 頭大の石
川のにごり、におい、その他 にごりなし、無臭
魚、水草、鳥、その他の生物 カワムツ、カワヨシノボリ、メダカ
コヤマトンボの幼虫、ミヤマカワトンボ
ガガンボの仲間、シロタニガワカゲロウ
水質階級 1級指標生物 オナシカワゲラ ヤマトビケラ ウズムシ サワガニ(沢山)
(きれいな水)
2級 カワニナ コオニヤンマの幼虫
(少し汚い水)
3級 ヒルの仲間
(汚い水)
水質判定 今年も1級でした。ゴミなど捨てずにいつまでも綺麗な水であってほしいですね。
お疲れ?様でした。